瓊浦高校

経営方針

経営方針

1. 建学の礎

 本校は大正14年、中村安太郎先生によって創設された。先生は県立静岡中学校長(旧制)をはじめ、県立長崎中学校長(大正3~8年)などを歴任され、有為な青少年の育成に努められたが、退官後その豊富な教育経験をもとに、当時ようやくその重要性が認識されてきた女子中等教育に対する深い理解から、桜馬場の地に瓊浦女学校を創立された。
 学園の教育を支えた基本理念は、将来家庭や社会を担う女性としての人格の育成、生徒への教育愛に根ざす家族主義、実際に役立つ教育の実践に沿った履修科目の多様化・近代化の3つである。
 これらは節度ある中に楽しい学園の雰囲気を醸成する源となり、学園の建学の精神として確立された。戦後の学制改革により、男女共学の瓊浦高等学校と改組されたが、この建学の精神は普遍的教育理念として学園の教育活動の底流となっている。

2. 校訓

「誠実・和・勤勉」

3. 学校教育基本方針

「徳育・知育・体育の全人教育を基調とし、すぐれた知性とたくましい実践力を培い、かつ豊かな人間性の育成に努める。」

4. 学校教育目標

  • 基本的生活習慣を確立するとともに、自主自律の精神の涵養を図る。
  • 個々の適性を把握してきめ細やかな指導を行い、社会的適応能力を育む。
  • 道徳教育を充実させ、特に利他の心(思いやりの心、感謝の心、公共心など)を育む。
  • 基礎学力の定着を図るとともに、積極的な学習態度を身に付けさせる。
  • 組織的・計画的な進路指導を行い、主体的に進路を選択する能力を育成する。

5. 学校経営方針

  • 全職員が共通認識のもと、心をひとつにした学校運営(学年経営、分掌経営)を行う。
  • 教育活動全般において計画的、組織的な活動を展開する。
  • 教育環境の整備と施設・設備の管理を適切に行い、安全で快適な学校を構築する。
  • 保護者や地域との連携を密にし、開かれた学校づくりに取り組む。
  • 学校評価制度等を活用し、教育活動の改善と充実を図る。

6. キャッチフレーズ

  • ◆「凡事徹底」
  • (1)「学習や部活動などにおける目の前の当たり前のこと」に一生懸命に全力で取り組む、手を抜かず徹底してやり抜く、最高の努力をする
  • (2)「日常生活の中での挨拶、掃除、マナーを守ることなど当たり前のこと」を徹底する
  • ◆「可能性への挑戦」
  • ◆「日本一楽しい学校」
  • ◆「心をひとつに」
  • ◆「瓊浦ファミリー」

7. 令和7年度の重点目標(★は最重点目標)

(1)道徳的実践力を備えた、心豊かな生徒の育成

  • 部活動や学校行事を通して様々な人間関係を体験させることにより、利他の心(思いやりの心、感謝の心、公共心など)を育み、いじめを許さない環境づくりに努める。
  • 品性ある容儀・服装・礼儀の徹底を図るとともに、元気でさわやかなあいさつができる生徒を育てる。
  • 朝の挨拶運動やマナーアップ運動を通して、真心と思いやりの心を持って人と接することのできる生徒を育てる。
  • 美化意識の向上を図り、清掃活動の徹底を図るとともにボランティア活動を促進する。
  • 情報化社会に対応した倫理意識の高揚を図る。
  • 道徳教育については中学校での内容を踏まえ、組織的、計画的な教育を研究・実践する。
    また、教育活動全体を通して生徒の心に響く指導を工夫する。
  • 18歳で成人になることを意識させ、法令や校則を守り、責任ある行動がとれるよう、指導の徹底を図る。
  • 創立100周年事業等を通し、愛校心、誇りを育むとともに、瓊浦ファミリーとしての絆を深める。

(2)3年間を見据えた学力向上の実践

  • 各学科やコースの趣旨に沿った教育課程を編成し、特色ある教育活動を工夫・実践する。
  • 学習指導要領、観点別学習評価の円滑な実施を図り、授業の充実と学力向上に資する。
  • 「組織的な学び直し指導」や「個に応じた学習指導」の充実により学力向上を図る。
    さらに、成績上位者指導の工夫に努める。
  • ICT機器を効果的に活用し、分かる授業、意欲を高める授業の展開に努める。
  • 各学年・教科毎に必要な家庭学習時間を設定し、学習と部活動の両立を基本においた教育活動の定着を図る。
  • 各学科に応じた各種検定試験、資格取得等に積極的に挑戦させ、将来に役立つ知識・技術を身につけさせる。
  • NIE教育の推進により、語彙力、読解力、表現力等の向上を図る。
  • 外国語によるコミュニケーション能力の向上に努め、国際理解教育の推進を図る。
  • 外部人材の活用や外部との交流を通した教育の一層の推進を図る。

(3)逞しく健やかな体の育成

  • 生徒が主体的に取り組み、共に喜びと感動を味わうことができるよう行事の充実を図る。
  • 安易に学校を休まない雰囲気づくりに努め、年間出席率98%以上の定着に努める。
  • 体育の授業を通して、基礎体力の向上を図り、心と体の健康づくりに努める。
  • 学校行事、生徒会活動等を通してリーダーの育成を図るとともに、先輩・後輩の縦の連携を深める。

(4)教育相談・特別支援教育に関する校内支援体制の充実

  • 学校不適応等の問題や悩みを抱えた生徒の早期発見を図り、その支援に努める。
  • 特別な支援を要する生徒の実態を把握し、「特別支援教育アドバイザー」の協力のもと、その支援に努める。
  • 研修等を通して、教育相談・特別支援教育への理解を深め、校内支援体制の充実を図る。

(5)ふるさと教育の充実

  • 授業や企業研究、インターンシップなどを通して、ふるさと長崎に対する愛情や誇りを育む。
  • 郷土の歴史や文化について、生徒が主体的に学び伝統文化を継承していく中で、豊かな感性や地元を愛する心を育む。
  • 政治や選挙に関心があり、主体的に社会参画を目指そうとする態度を養う。

(6)進路指導の充実

  • 主体的に進路を選択する能力の育成、望ましい職業観・勤労観の形成等を図るため、3年間を通した計画的なキャリア教育を実践する。
  • 大学、企業等の情報収集を充実させ、生徒への情報提供を一層推進する。
  • 就職については、内定率100%、第1志望への内定率90%以上を目指す。
  • 進学については、国公立大学、私立大学、専門学校など、第1志望への合格を目指す。

(7)生徒募集活動の充実

  • 広報活動を充実させ、保護者、地域、小・中学校との協力体制を確立する。
  • 生徒受け入れのための環境の充実を図り、明るく楽しい学校づくりに努める。
  • 学校説明会を一層充実させるとともに、本校の魅力のPRに職員一丸となって取り組む。
  • 高校入試システムの改善を図る。
  • マス・メディアによる広報の開拓を図るとともに、ホームページの更新をきめ細かに行い、常に新しい情報発信に努める。
  • 全職員が経営者であるという気持ちで、一致団結して広報活動、教育内容の充実、生徒一人一人に心を込めた指導に努める。

(8)学校運営の有機化

  • 分掌会、担任会、教科会等を定期的に実施することにより、更なる学校運営の円滑化を図る。
  • 学年・学級経営の工夫・改善に努め、職員の連携を一層密にし、組織力の向上を図る。
  • 業務のICT化を促進し、校務の効率化を図るとともに報告・連絡・相談を徹底させる。
  • 学校便り、クラッシー等を活用して保護者との連携を図り、PTA活動の更なる活性化を図る。
  • 同窓会との連携を深め、創立100周年記念事業を成功させる。

(9)教職員力の向上

  • 教職員のICT活用能力を高め、授業力の向上に積極的に取り組む。
  • キャリアステージに応じた計画的な研修を実施し、教職員の資質向上に努める。
  • 外部講師を招いての校内研修会、校外における研修会等への積極的な参加を促し、職員研修の充実を図る。特にいじめに関する研修を深める。
  • 服務規律の徹底を図るとともに、働きやすい職場環境づくりに努める。

(10)開かれた学校づくり

  • 保護者やPTA役員との連携を密にするとともに、PTA総会等を充実させる。
  • 学校評議員会、学校評価、役員会等の意見を踏まえ、教育活動の改善と充実を図る。
  • 地域行事に積極的に参加するとともに、地域開放講座等を通して地域との連携を更に深める。
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