本校は創立１００周年という大きな節目の年を迎えます。これまでの３万人の卒業生が様々な分野で活躍する姿を見聞きするたびに、大変嬉しく思うとともに、地域や社会の皆様に深く感謝しております。
　本校の基本方針は「徳育・知育・体育の全人教育を基調とし、すぐれた知性とたくましい実践力を培い、かつ豊かな人間性の育成に努める。」です。先生達は面倒見のよい教育、きめ細かい教育の実践に当たっています。人生には、沢山の出会いがあります。「出会いによって人生が変わる。」また、出会いによって人は育つものでもあります。学校は、善い友人と師に出会うことのできるところです。かけがえのない時間となる高校3年間。学習活動や部活動、学校行事や生徒会活動を通して、笑顔と真剣な表情を引き出します。その場として、本校が選ばれることを願っています。そして、生徒一人ひとりの個性を活かす瓊浦はあなたを親身に応援します。

瓊浦高等学校
理事長　宮崎 芳之

　本校は1925年、人格の育成、家族主義、実際に役立つ教育の実践を基本理念とする瓊浦女学校として桜馬場の地に設立されました。その後、男女共学の瓊浦高等学校となり、学科改編、校歌制定、学校施設の整備など幾多の変遷を経て現在に至っています。この間、多くの優秀な人材を社会に送り出し、多数の先輩方が第一線で活躍しておられます。これまで本校の発展に尽力された歴代理事長先生・校長先生、教職員、地域の皆様、そして青春の汗を流した多くの卒業生に感謝いたします。
　初代校長の中村安太郎先生は昭憲皇太后を敬愛され、その御歌「金剛石も磨かずば珠の光は添はざらむ」から「金剛石」という言葉を用いておられ、その後校歌の歌詞にも引用されています。原石である生徒一人ひとりが自分を磨き、輝きに満ちたダイヤモンドに成長してくれることを期待しています。
　現在、生徒・職員は「瓊浦ファミリー」として心をひとつに、そして温かい雰囲気の中で日々の活動に取り組んでいます。「１００年の歴史を繋げ、KEIHO　Family 絆の力」のスローガンのもと創立１００周年の記念事業等を通して、絆を一層深め、本校がさらなる飛躍と進化を遂げることを願っています。

瓊浦高等学校
校長　渡川 正人